目覚まし。
悲しいくらいに朝起きれなくなったカラダをなんとか、と、何ヶ月か前から、止まったままの時計に電池を入れて、主に目覚ましとして使い始めた。
「まぁ、携帯のアラームがあるからあんま意味ないよな。」と、自分でも思っていた。
気休め、というか、自分の内在的なモチベーションを高めるためで、実質アラームの回数を一回増やしただけ、って風に思っていた。
しかし、嬉しいサプライズで、何故だか、起きれない、ってことはなくなった。
回数を重ねると、もう「目覚まし時計」をセットすることに、非日常感はなくなった。
だから、モチベーションがあがっているってことが理由というには、ちょっと合点がいかない。
「目覚まし感」なのかも、と思いつつある。
安っぽい感じの「ピピピピッ ピピピピッ」って音なんだけど。
子供のころ―つまり、ちゃんと寝てちゃんと起きていた時代―に、起こされていた音。
携帯のアラームでもあるけど、飽くまでアナログ的なデジタル音、って感覚がする。
本物にはもっと、安っぽさがある。
でもそれでずっと覚えてきたもんだから、カラダにはあっているのかもしれないなぁ、と思うのでした。
結局自分も、アナログネイティブなんだ、ということなのでしょうかね。